大した続報がないので憶測によって自分で書くことにしました。 PDFでダウンロードできる公式ガイドには 「jpではまだご利用になれません」 と明記されています。 一方ヘルプは少しずつ整備しているらしく項目によってニュアンスが統一されていません。 英、 西、 独、 仏、 伊、 葡、 蘭の7ヵ国語に対応するそうですが、 これらの言語であれば自動的にPDFに変換できるかのようにも受け取れます。 もし本当にそのような仕組みであれば日本語対応はかなり先になるでしょう。 絶望的といってもいいかもしれません。 にもかかわらず日本で販売可にしたのはなぜなのか、 何か理由があるのかもしれません。 テンプレートが用意されるとの記載もあります。 これはおそらくCreateSpaceとおなじくWord用だと思います。
公式ガイドによればKDP Printは右綴じに対応するようです。 バーコードの位置もちゃんと逆になるらしい (CreateSpaceでも表紙の原稿に白い空白を入れれば実現できます)。 しかし右綴じが必要となる言語には現在非対応なのだから妙ではあります。 表紙の縁に余白が必要なのもCreateSpaceから進歩なし。 BCCKSでは縁のピクセルを周囲に延ばすなどで自動的に補正してくれるため、 文字や画像の配置に気を遣わずに済みます。 この差はかなり厄介に感じます。 透過画像が使えない点もCreateSpaceとおなじ。 Kindle版の 『悪魔とドライヴ』 では場面転換に本のシルエット画像を使っています。 シルエット周囲の余白が原因でリジェクトされ、 やむなく記号に置き換えました。 おなじ理由でKindle版で利用した扉画像も使えませんでした。 それらの画像 (Gif) の余白を透明にしたのは、 リーダで背景をベージュにする場合を考慮したからです。 自動変換が本当なら今後はなるべく画像を控える必要が生じます。 フォントもまたCreateSpaceとおなじく埋め込みの必要ありとのこと。 「KDP の 『本棚』 で本の横にある 『プリント本の作成』 をクリックするだけで、 既存の Kindle 本を簡単にプリント本として出版できます」 との記述とは矛盾するかに思えます。 本当にそんなに簡単に変換できるのでしょうか。
とにかくPDF原稿がつくれなければ何もはじまりません。 人格OverDriveではepub作成にHagoromoを使っていますが、 目次をつくるのにいちいち展開して手を入れなければならないなど不具合がある (改善要望は一年前に出しました) 上に、 実用的なPDF原稿はつくれません。 PDF作成には素直にInDesignを使うのがよさそうです。 InDesignなら商用フォントも使えますし月額料金のもとはとれます。 公式ガイドのOnline Previewerの画像はCreateSpaceからの流用のように見えるので、 あるいは統合といっても一から新たに構築したわけではないのかも。 だとするとあいかわらず前時代的なFlashベースで日本語対応は絶望的、 ということにもなりかねません。 やっぱり実際に使ってみないとなんともいえませんね。 現物を知らないのでは憶測のレベルにすらならない。 ついに右綴じに対応したらしいということ、 KDPで印税を受け取れるため口座開設や小切手換金手数料が要らなくなること、 の二点が現状では最大のニュースのようです。
