速報:KDPがプリント本に対応か(追記あり)

KDPの管理画面が新しくなったのは前ぶれだったのでしょうか先ほどペイパーバック版作成機能βリリースのお知らせがメールで届きました正確にはYou can now publish paperbacks with KDP’s new beta featureという文言)。 以前から噂されていたCreateSpaceとKDPの統合かと思われますCreateSpaceはFlashベースの古いシステムです日本語対応ができずにいたのはそのせいもあるかと思われますBCCKSと較べると非常に使い勝手が悪かったので今回の統合でHTML5ベースに置き換えられるのではないかと期待しています追記:実物を見ていないので断言はできませんがおそらくCreateSpaceのFlashベースのシステムをそのまま持ってきただけのようです)。 公式ヘルプからは日本版もサポートされているかのような印象を受けました追記:記事執筆時点の話です現在は利用できないと明記されています)。

https://kdp.amazon.co.jp/help?topicId=AH8RA6CMVRN8Y

http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2016/10/post-6054.php

もしこの機能が本当に使えるようになれば別の業者をあいだに挟む必要がなくなります業者を挟めば挟むだけ利益が減るばかりではなく何より出版のコントロールが厄介になります追記:Amazon PODを使わせてくれる業者を試しましたが失敗でしたいくつかの別記事に顛末を書きました)。 配信業者を利用したマルチストア展開が現状において望ましくないのもそれが理由ですまたCreateSpaceで縦書き右綴じの本を作成するにはPDF原稿を逆順に並べ替える必要がありますおまけに表紙にバーコードが印刷され商品ページには裏表紙が表示されます追記:問合せフォームから依頼することで表紙を商品画像として表示してもらうことは可能ですがCreateSpaceの関知しないAmazon側の何らかの都合でしばしば裏表紙に戻りますグループ企業とはいえ別会社なのでどうにもなりません彼らはこの現象を理解すらしていないので満足のいく回答は得られませんまた依頼によって表示してもらえた表紙にはなぜか塗り足しが含まれていますLook Inside! との兼ね合いなので無効にすれば直るといわれ無効にしてもらいましたがこれは事実ではなくのちに裏表紙に戻りましたAmazon側に問い合わせてもCreateSpaceが管轄だといわれます)。

さらにはCreateSpaceでの報酬の受取には米国に口座を開設する必要があります三菱東京UFJのカリフォルニアアカウント・プログラムを利用することになりますさもなければ小切手での受取に多大な手数料がかかりますそこまでしてプリント本を用意してもストアには一時的に在庫切れ; 入荷時期は未定ですと表示されます海外の受注生産だからかと思われますCreateSpace経由で注文すれば二週間で届きますがAmazon経由だとどうなるかわかりませんわからないものを注文する読者はいないので現在のところ悪魔とドライヴペイパーバック版は海外でしか売れていません追記:二週間で届き以後は在庫されるようになります注文が多ければ在庫数も増えますまたAmazon経由で買ったほうが印刷の質が優れています在庫を増やすためにも日本のAmazonで注文したほうがいいでしょう)。

ヘルプにはKDP の本棚で本の横にあるプリント本の作成をクリックするだけで既存の Kindle 本を簡単にプリント本として出版できますとありますが2/16朝の時点で管理画面にそのようなボタンはありませんISBNの説明は英語版をそのまま翻訳したように見えますCreateSpaceでの説明と似ているのでおそらく同様にISBNが無料で使えるはずですもちろん自分で取得したISBNを使うこともできますがAmazonを出版社とすれば個人情報を公開せずに済み取得に固定電話の必要もないという利点がありますAmazonを通じて米国のISBN機関から取得する場合には著者向けの優待価格が利用できるそうですもし日本でこのサービスが利用できるようになればおそらく五千円前後の価格になるのではないかと個人的には予想しますインプレスやMyISBNがその価格帯で提供しているからです追記:日本の某サービスでは追加料金を支払って自分のISBNを使っても出版社名は某サービスの名称となります利用時にその説明はされませんCreateSpaceではISBNさえ持っていれば無料で自分の屋号を使えます)。

表紙作成ツールはやはりサポートされないままですCreateSpaceの同じ機能はBCCKSの使い勝手にはるか及びませんまた一般論として日本語でまともな表紙をつくるにはフォントを購入し字詰めを工夫する必要があるためジェネレータ的な機能で作成するには限界があります公式機能が使えなくても差し支えないかと思われます

CreateSpace 以外のプラットフォームでプリント本を出版していた場合もそれを KDP の本棚で新しいプリント本として設定することによりKDP で出版できますとの文言が気になりますどういう意味でしょうBCCKSで作成したペイパーバックを売れたら理想なのですが⋯⋯まぁそういう可能性はないでしょうねおそらく企業からの出版を意味すると思われます追記:BookBabyなどほかのセルフパブリッシングサービスのことかもしれませんいずれにせよ日本では関係ありません)。 KDPは以前から機能更新のお知らせがフライング気味の傾向がありあとから日本版は未対応でしたごめんなさいということがよくありますシステムの更新があるとしてもまだ反映されていません今回も英文メールの先走りかとは思われますが実現の日は遠くないと期待しています

【追記】

現在はkdp.amazon.co.jp ではプリント本の出版はサポートされていませんと明記されています人的リソースの問題から日本で使えることは当分ないと思われます現時点ではCreateSpaceの利用をお薦めします

https://kdp.amazon.co.jp/ja_JP/help/topic/G202172740

【追記2】

https://books.ezdog.org/post-10759.html

【追記3】

https://books.ezdog.org/post-10957.html