移る

誕生日の翌日桜桃忌にサーバを移転しました42年間でやったことのうちでいちばん気に入っています小説はうまくなれなかったけれどもこのサイトだけは進歩がありましたやはりmixhostに移転してよかったキャッシュを使わなくても高速だしLiteSpeedなる推奨プラグインを使えばさらに高速になりますW3 Total Cacheには長いこと世話になりましたが消去が反映されるまで非常に待たされましたLiteSpeedは一瞬ですプラグインではなくサーバの性能がいいからかもしれません必要な作業がすべてわかりやすく説明されていてSSLの導入もあっけないほど簡単でしたはじめてWPを導入したとき参照した情報がよくなかったのでおかしなディレクトリにインストールしてしまったのですがそれも追加料金なしで直してもらえました不具合いっさいなし何よりサポートが懇切丁寧なのに感動しました五千円以下で移転作業をすべて代行してもらえた上にしつこい質問に快く何度でも即答してくれましたここまで親切なサポートは日本では珍しいと思います逆に悪い例ならいくらでも挙げられますこれまで使っていた某社などどのサービスでも厭がらせで問合せを撃退する方針があからさまでした肝心のサービス品質もいくら安かろう悪かろうでもせめてもう少しどうにかならないのかと驚き呆れるばかりでしたmixhostはまだ歴史が浅く利用者が少ないので高速なのかもしれませんがもし仮にそうだとしてもサポート品質がこれほど高ければ文句はありません大ファンになりました

手篤い代行サービスのおかげで移転そのものはうまくいきましたが旧サーバの劣悪な品質をごまかす対策の撤廃やはじめてのSSL導入などによる影響はありましたたとえばPageSpeed Insightsの数値は一桁に落ちました得点を上げるためのプラグインやブラウザキャッシュをやめたからですJSの圧縮はヒーローヘッダのカルーセルが動かなくなりますしブラウザキャッシュはCSSの更新が反映されなくなりますCSSとHTMLのminifyだけ試しましたが得点は変わりませんでしたretinaで美しく見えるように巨大な画像を多用したのが響いていますこれもどうにもなりません体感速度が良好なので余計なことはしないことにしましたSSL化の影響としては一部の記事でサイト証明書がどうとかで識別情報がどうとかという警告が出ました原因はURLを記述することで自動的に埋め込まれるブログカードでしたWordPress標準の埋め込みカードは使わないほうがいいかもしれませんまた今回はネームサーバの変更にも戸惑わされました実際には反映されていてiPhoneからは新サーバにつながるのにmacからは旧サーバになりますそれもChromeからだと一度は正しくつながりログインしようとすると旧サーバに転送されるというわけのわからない状況でしたmacのDNSキャッシュを消去したら正常に接続できましたHTTP Strict Transport Securityなるものをhtaccessに設定しhstspreload.appspot.comなるサイトで登録をして無事に完了

アイキャッチと要約文を自動的に反映させるためにAll in One SEOの代替としてOGPを手動で設定しましたそのため固定ページがすべて同じように表示されるようになりました本の紹介がうまく表示できないので改善したいです共有ボタンは悩んだあげく設置しましたソーシャルの文脈に寄りかかって成立するものは自分には向きません文章は単独で完結させたいのですサブテクストはなるべく外部に置きたいのでコメント欄は設置しませんでも掲示板くらいならあってもいいかもしれないと考えていますこれまで試したプラグインはどれもしっくりきませんでしたBuddyPressの標準機能はグループもスレッドも余計bbpressはスレッドが余計トピックだけで充分ですある程度だれでも書き込めるのが望ましいとはいえ通りすがりの書き棄てごめんにしてしまうと悪意の掃きだめになりますレーベルの会議室として実現するなら承認メンバーだけで使えればよいのですが感想を書き込む場所にするのであればうーんFacebookログインかなぁtwitterのほうがカジュアルですがセキュリティ的に苦い経験があります今回は採用を見送りました移転を完了しネームサーバの変更も浸透したところで遠ざかっていた読書に戻りました

すべての見えない光をようやく読み終えました緻密な構造で見えにくくなってはいますが一種のお宝争奪戦ものとも考えられます思いのほかベタなエンタメ要素が盛り込まれていて病に冒された悪役とか妙に既視感がある感じ情景を積み重ねた塔のような語り口がいかにも短編作家の長編だなと思いましたエピローグは余計じゃないでしょうか対戦ゲームやtwitterもまた利用者によっては見えない光だからですわれわれが小説を読み書く理由は手紙を瓶に詰めて海に流すようなもので見知らぬだれかに届くかもしれないし届かないかもしれないそういう営みにひとは生かされるのだという話でしたであればそれはひとによっては対戦ゲームであるかもしれない何もあんなふうに浅薄なやり方でこき下ろさなくてもいいだろうせっかくいい小説だったのに最後の最後でちょっと興ざめだな⋯⋯と思いました作品全体としては傑作で長く想い出に残る一冊になりそうです他人と関わるのをやめたおかげで今年は悪くない誕生日を過ごせました