おれがFediverseを抜けようとしているいま、 Fediverseに希望をみいだすひともいるのだと知った。 まず人格OverDriveは先月ActivityPub対応をやめました。 おれしか使ってないから。 ポルトガル人に月7ユーロ払って運用していたオール・トゥモロウズ・パーティーズはこれもおれしか使ってないのでやめることにした。 やめる方法がわからないので放置してあるけど。 よそとつながっていなくてよいのであればWordPressのプラグインでソーシャルメディアみたいにできるやつはいろいろあるし、 ソーシャルメディアにはできないけどActivityPubでFediverse対応するプラグインもある。 GNU SocialならMixhostで簡単にインストールできる。 UIが古いのですぐやめたけど。 ブロックチェーンで個人を同定しつつ緩く連合する、 中央集権のサーバで一元管理じゃなくアプリケーションで相互に通信、 みたいな方向にソーシャルメディアはなるべきだとずいぶん前からいわれていて、 オイゲンさんがtwitter本社に呼ばれて失望して帰ってきたりとかあったみたいだけど、 アパルトヘイトで成り上がった富豪がいってることは表向きその流れを踏まえてだと理解している。 われわれは国家やプラットフォームの見せたいものだけを見せられていて抜け出せないけれど、 せめて自分の場所は持っておいたほうがいい。 要するにプラットフォームや広告代理店のアルゴリズムがひとびとを操作する時代になったってこと。 いまのロシアは侵略戦争をやってた時代の日本にそっくりだけれど、 そういう国民性があるからどの国よりも日本がやばい。 twitter日本の運営会社は某政党とつながりの濃い大手広告代理店と資本関係にある。 ギャディスの描く小学生みたいな連中のアルゴリズムにふりまわされて生きるのは、 断固お断りだ。 だからサミズダートしてるんだよ。 みんながおなじ本を読む世界はご免だからね。
伝わってないと困るんで書いておくけど 「本の網」 の目的のひとつは外部から集団でアルゴリズムを調教してAmazonの客層を改善すること。 伊藤なむあひさんの本が必ずいっしょに乱歩と安部公房と大槻ケンヂとまとめ買いされたら、 乱歩と安部と大槻の商品ページにも伊藤さんがサジェスト表示されるようになる、 理論上はね。 実際にはよほど大勢が同時にその買い方をしなければならないけれど。 Amazonのアルゴリズムは素人のゴミとか問屋との力関係とかで利ざやの大きい商品を優先表示してクリックさせるようにできてる。 結果ゴミであればあるほど有利に表示されてクリックされ、 売れるからさらに優先表示され、 クリックされるからますます⋯⋯という悪夢のゴミ循環で、 本や読書を貶める方向へエスカレートする。 アルゴリズムは利益を効率的に最大化するべく洗練されていくから、 ゴミ表示は雪だるま式に膨れ上がる。 現にソーシャルメディアでは議会襲撃事件というフラッシュクラッシュがすでに起きている (これはおれのピンチョン的
そもそも国政は、 国民の厳粛な信託によるものであつて、 その権威は国民に由来し、 その権力は国民の代表者がこれを行使し、 その福利は国民がこれを享受する。 これは人類普遍の原理であり、 この憲法は、 かかる原理に基くものである。 われらは、 これに反する一切の憲法、 法令及び詔勅を排除する。 ——日本国憲法前文
おれらの国には問題も多いけれど勝ち取ったならぬ 「負け取った」 憲法はいいことをいってるね。 だからこそ憎まれて潰されようとしているわけだけれど。 この理念が尊重されないところに読書も出版もない。 本は綴/閉じられたもの、 読書は個/孤へ向かうもので、 政治家やプラットフォームが求める 「絆」 とは対極にある。 日本人は権力者にすべてを決めてもらうのを好み、 独自の視点や世界をもつ人間を憎む。 書物によって人権を知った人間は、 かれらの望む世界を脅かすから。 新型感染症が流行ればそれを口実に、 大国がかつてのこの国そっくりの侵略戦争をはじめればそれを口実に、 政治家たちはあなたがあなたである権利を奪おうとする。 あなたの視点、 世界、 人生を踏みにじり、 「正しさ」 に従わせようとする。 その力はあなたをだれでもない、 全体のための道具に変えてしまう。 そして満足に役に立たないから、 あるいは妨げになるからと 「淘汰」 するだろう。 矛先が自分に向かうとは夢にも思わずにひとびとはその暴力に拍手喝采する。 アルゴリズムに自らを最適化しようとする。 なぜか? 本を読まないからだ。 想像力を育てる機会がなかったからだ。 何をいいたいかわかるかな? おれは読書と出版は民主主義の根幹にあるといってるんだよ。 あなたがあなたであるための権利のね。 それを潰したり奪おうとしたりする力には全力で抗う。 出し抜いてやる。 そういう話だよ。
