五月中に前半を書き上げられるかと思ったが細菌性腸炎のために断念した。 医者に点滴を打ってもらい抗生剤をもらってようやく恢復した。 まだ本調子ではないが一週間ぶりに飲酒した。 随筆と小説では使う筋肉が異なると開高健も書いているが小説に注力していたので日記は丸ひと月放置していた。 おかげで書き方を忘れた。 小説こそが自分には重要で日記は惰性で更新している。 小説の書き方は十五年ぶりにようやく取り戻せた。 書き上げたら校正と簡単な校閲を外注するつもりでいる。 そもそもこれまでは誤字も言葉の誤りも気にしたことはない。 近年では大手出版社もそうしたことにかける予算がないらしく一冊の小説に数カ所の誤字を見つけるほうが普通だ。 しかしオンデマンドを用いた独立出版でそれをやれば侮られるだけなので今回はちゃんとやろうと考えている。 電子出版はあとまわしにするつもりだ。 他人に読んでもらうのに手に取れる現物があるのは大きい。 名刺代わりに手渡すこともできる。 今回は名刺代わりに気軽に配れる分量ではないけれども。 校正・校閲に金を出してオンデマンドで印刷版を出し、 広告も打つつもりでいる。 そんな真似をしたところで自己満足にすらならず金をドブに棄てるようなものだとはわかっている。 金や社会的評価を得るつもりならインターネットで親しまれる種類のコンテンツを量産するほうがいい。 量産は努力の問題だけれどもインターネットで受け入れられる条件は、 普通の家庭に生まれ育って普通の人生を生きている普通の人だけが手にすることのできる、 生まれながらに他人から受け入れられる
近況報告
連載 第195回
