助走の次へ

何も考えずに思いつくまま垂れ流す日記も習慣化して二週間ほど経過したやれるかやれないかでいえばいつまででもつづけられるしかしつづけるべきかは悩んでいる体力も睡眠時間も削られるしそもそもやらねばならぬことがほかに山ほどあるそれでもここまでつづけたのは一日の終わりにささやかなりとも何か成し遂げた錯覚が得られるからもっといえばその錯覚がかたちとなって残るからだ単に成し遂げた錯覚でいえば本を読めばいい買った本も借りた本も目の前に積んであり読んでくれと訴えてくる多少なりとも消化すれば帰宅してからの時間を無駄にしなかったと安心して床につくことができる充実感の錯覚にはそれで足りるしどちらかといえばそのほうが生産的だ映画を観てもいい昨年末からAmazonプライムに加入したので観てもいいかなと思える作品はいくつかある何度も書いたがストリーミングや電子書籍のようなデータは権利者がその気になったときしか閲覧できないフィジカルとの差は弾数と猶予期間だ円盤やプリント本は最後のひとつが廃棄されるまで流通しつづけるゆえに閲覧できるものはデータで利用しそうでないものはフィジカルを借りるなり購入なりすることになるがいずれにせよあるときに手をつけておかないといつかは消失する地上から消え去る前に楽しみたい作品はあまりに多すぎて時間はあまりにも少ないだれも読まない日記に費やす時間などどう考えてもないしかしひとたび習慣化したからには放り出すのは負けたようで悔しい気持もある妥協点としてはきっかり三十分で書くのをやめるとかそのあたりだと思う。 『ぼっちの帝国のプロットは四百字詰め原稿用紙換算で五十四枚になった日記と同じように何も考えずとも手癖だけで書けるところまで詰めておきたい重要な箇所の掘り下げが足りないのであともう少し手間をかけるつもりだ明晩のことはわからないがとりあえず今夜はここまで更新が絶えたら小説を読むなり書くなりしているのだなと思っていただきたい