拡張する

いろいろ考えたがやはり多販路展開と直販が自分には合っていそうな気がするAmazonでしか買えない本はpublishしたと称するには不充分だ専売にして読み放題にしなければ収入は得られないけれども収入なんてあったところでせいぜい月に数千円でしかない収入の多い素人は必ずしも作品の実力ではなくAmazonに優先的に表示されたことによる倍々ゲームでしかない優れた作品もなかにはあるが質は成功の要因ではない)。 そしてその優先表示の流れを探ると結局世渡りのスキルでしかないことがわかるもっといえば世渡りのスキルからゲームのスキルへつなげる才覚と量産だ世渡りもゲームのスキルではあるけれどより数値のパラメータの最適化的なスキルになるあとは量産それも要するに表示機会の拡大のためだストア内で商品を探す客が実際にはばかにならないほど多くてそういう客の前にいかに多くの面積で表示するかが鍵となる

Amazonに気に入られなければ表示される機会はないそれが薄々わかっているからだれもが特定の厄介なひとたちに媚びるそのひとたちはAmazonと直接のつながりはないけれども目につきやすく彼らに気に入られることはAmazonの評価に影響する彼らもまた世渡りのスキルと数値パラメータ最適化のスキル量産のスキルに長けていて要するに評価経済においてうまくやっていて中央在住でさまざまなひととのつながりがあるからだ中央の人間が粗製濫造でひとのつながりでゲーム的な才覚で⋯⋯とやるのでは従来の出版となんら変わりない極小規模の出版をやる意味がないしかしそれはあくまでAmazon礼賛のピラミッドを想定した場合だこれまでのインターネットは何につけてもそのような構造ばかり目についたそのことは四年前に書いた

https://books.ezdog.org/post-9096.html

しかしAmazonばかりが書店ではないインターネットにはもっと潜在的な可能性がありそうな気がするさしあたりAmazonについてだけ考えるならストア内に表示させようとするから媚びるしかなくなるストア内だけで生態系を完結させようとするからだストアの表示をコントロールする力は著者にはない読書と出版という観点だけからいえばそこがそもそもおかしい物事をコントロールするのは読者と著者でなければならないあるいは編集者であってもいい断じてストアやなんだかよくわからない部外者ではないしかしストアはストアのものだからそういう意味で彼らが表示を決めるのは道理だ他人に口を挟む権利はない個人はもちろん国家であろうとだそれはそれでとても重要なことだ

ストアが何をどう売りたいか決める権利をもつように著者にも本をだれにどう売りたいか決める権利があり読者にも好きなものを好きなように読む権利があるAmazonは顧客第一主義と称していながら実際には読者のことなど考えてはいない考えていたならあんな表示にはならない客の好みを無視してストアの都合ばかり押しつけてくる客は見せられたものしか見えないからそういうものだと思っていてその欺瞞をもとに表示の倍々ゲームは加速し利益とともにゴミの表示率も膨れ上がるそういう場を自著にふさわしいと見なし自らを最適化するか否かという話だそうしたければそうすればいいし合わないと思えば別にAmazonにこだわる必要はない自分にぴったりのストアが見つかればそれでよしなければつくるのも手だ

あらかじめ評価経済の勝者でなければ独自ストアが閲覧される可能性は皆無だとなればひとつひとつは自著に合わなくてもとにかく多くの店に出品してなんならディスプレイ広告も書評サイトに出しまくり少しでも多く人目につくようにするという選択肢が残るとにかく目につかなければ話にならないただしそこから先はAmazonに迎合するよりもはるかに困難な作業となるインターネット企業の役員をしていてそうした分野に詳しいはずの著者でさえもわざわざ装幀や販売方法を特殊にして読まれないいいわけをそこに求めるようになってしまった彼の場合は一作目がすばらしすぎたのでその後迷走しているだけだとは思うけれども

多販路展開をするにあたっていくつかの問題があるまず自サイトのUIだASINを入力するとさまざまな箇所が自動的に表示されるようにしてある多販路にするとその辺のUIを設計しなおさねばならない入力項目が増えるのは困るし自著の商品ページのみ別のテンプレートを当てる必要もあるカート機能をどうするかという問題もあるプレビュー機能もあるBCCKSを以前のように利用したい考えもあるけれどもたしか自前のepubをそのまま配布・販売することはできなかったはずだそれにepubはepubオンデマンド用のpdfはpdfでそれぞれ専用のアプリケーションで制作しすべてのストアで共通化したいのに分割されたテキストボックスにはりつけて修飾して⋯⋯の面倒なくりかえしをわざわざBCCKSのためだけにしなければならないepubアップロード機能は一行空けが無効になるなど使いものにならなかった現実的な選択肢とはいえない

サイトのUIはどうにかなるが無視できないのはプリントオンデマンドのペイパーバックだCreateSpaceを利用する以上Amazonでしか売れない米国では外部ストアとしてeBayなど複数のストアでも売られるようだけれど日本ではたとえば楽天に出品されることはない少なくとも知るかぎりは)。 加えてバーコードがAmazon独自のものになる米国のペイパーバックはあのような形状なのかもしれないけれども日本では通用しないどうしても売りたければ二段バーコードのシールをつくって貼りつけるしかないCreateSpaceから取り寄せてシールを貼り楽天などのストアに出品するのは理論的には可能だけれども手間がかかりすぎて現実的ではないそもそもだからこそのオンデマンドだったここをどう解決するか

二年ほど前にBCCKSに問い合わせたところISBNを使うことは可能だという話だったがよくよく聞いてみると提示されたのは装幀画像に二段バーコードを含めるという原始的なハックのような方法だったまぁそれでもいいのだけれどバーコードが印刷されたからといって配本手段がなければ自己満足の役にも立たないであればCreateSpaceのペイパーバックにシールを貼るほうがまだましだCreateSpaceで5×8インチを選べばKDPと縦横比が同じなので表紙画像を共通化できるあと考えるべきは量産に変わる手段だけれどもそんなものはない極小出版であろうとそこからは逃れられなかったというのがひとまずの結論だと思う質を落とさずに速く大量に書けるようになるしかないそれは芸の追求であり読者と真剣に向き合うことでありそのような目標においてであるならばAmazonの表示がどのようであろうと関わりなく努めるべきことだしかしジョブズ復帰後から現在に至るまでのAppleが商品点数を絞りハードウェアのアップデートすら頻繁ではないことを思えばそしてそうすることでブランド化に成功していることを思えば、 「速く多くすらも唯一の正解ではないように思える