HHhH プラハ、1942年

話題になった刊行時に数ページで挫折した本に十年ぶりに再挑戦した斬新で画期的と評判で権威ある賞をいっぱい受賞しているだからきっとおれの読解力がなかっただけで今度は楽しめると思った結果おれの能力不足ではなかった単にこの本が下手だったのだ作家の才能だって微塵も感じられないどこが斬新なものかこんな手法は大昔からあるし作家が小説を書こうとする話なんてざらにあるむしろ凡庸でさえある大切なのは小説としてあるいはノンフィクションだといいはりたいのであれば読み物としておもしろいかどうかだ。 『筒井順慶セバスチャン・ナイトの真実の生涯のように技法で楽しませるだけの能力を持ち合わせないのなら技法で評価されたのであればその時点でおかしなことだが)、 大切なのは人間をいかに描くかだその意味でもありえないほど失敗している絶望的に低い点で落第だなんの洞察もない稚拙すぎるおれより下手だろこれ褒めるとしたらよく調べてありますねお上手でちゅね中学校の歴史の課題ならAプラスだそういう評価なの? それでゴンクール賞獲れちゃうの? どうも欧州人はナチを主題にすると点が甘くなるようだおおいに下駄を履かされた評価だと知ったこんなものをご大層にありがたがる読者はおめでたい⋯⋯いやそんなこといっちゃいけないな好みはひとそれぞれだおれにはつまらなかったです以上