藤沢周平さんの作品はいつか集中的に読もうと思ってました。 Kindle化されてたんですね。 楽しみが増えました。 うまいなぁ、 おもしろいなぁしか感想がないです。 全話きっちり楽しませてくれるし、 文章もいい。 伏線といい山場といい、 構成の手際は完璧。 アクションも毎回違った趣向で魅せてくれるし、 登場人物も魅力的。 各話ごとの伏線や山場だけではなく、 全体に流れる主題の見せ方、 盛り上げ方、 まとめ方もうまい。 そりゃAmazonのレビュー欄も愛に溢れるってもんです。 しいて難癖つけるなら女性の描き方が昭和のサラリーマン向けですね、 ほかの作品と較べて。 ちょっと 「取って付けた感」 というか、 浮いてる部分がある。 技術として求めに応じたんだろうなぁと思いました。 用心棒と同じように作家も食べていかねばなりませんからね。 藤沢さんの本は何冊か読みましたけど、 どれも生活のディテールがちゃんと書かれてるのがいいですね。 登場人物のだれもが、 日々を暮らしていくためにやらなきゃいけないことをやっていて、 それが物語になっている。 小説ってそういうものかもしれませんね。
